『数学史図鑑』11月14日に発売!予約はこちらから

エラトステネス〜生涯と功績を解説!エラトステネスのふるいや地球の大きさの求め方とは?

当ページのリンクには広告が含まれています。
エラトステネス アイキャッチのコピー

 エラトステネスは、紀元前3世紀に活躍した古代ギリシャの学者であり、地理学、天文学、数学など多岐にわたる分野で重要な功績を残しました。

 特に「エラトステネスのふるい」と地球の大きさの測定方法で知られています。

 この記事では、彼の生涯と功績について詳しく解説します。

この記事で主に扱っている時代と場所
時代紀元前276年頃〜紀元前194年
場所アレクサンドリア
この記事を読んでわかること

エラトステネスの生涯

 アレクサンドリアの数学者エラトステネス(Eratosthenes , 紀元前276年頃〜紀元前194年頃)は、天文学を数学的な学問に変えたヘレニズム時代の数学者です。

エラトステネス
(出典:From Wikimedia Commons, the free media repository)

エラトステネスの年譜

エラトステネスの年譜
紀元前276年頃 

キュレネで生まれる。

現在のリビアに位置する都市で生まれた。

若い頃

アテネやアレクサンドリアで学ぶ

 40歳頃まではアテネを中心に活動していたと考えられている。

紀元前240年頃

地球の外周を計算する

シエネとアレクサンドリアでの観測データから、地球1周を約46000kmと求めた。

紀元前236年

アレクサンドリア図書館の館長に就任する

アレクサンドリア図書館は当時最大の図書館で、たくさんの本が所蔵されていた。

紀元前204年以降

館長職を引退する

紀元前194年

アレクサンドリアで亡くなる

前年に失明をしたことで落胆し、食を絶って自死した。

エラトステネスの活動場所

 エラトステネスは現在のリビアにあるキュレネで生まれました。

 彼はアテネアレクサンドリアで教育を受け、紀元前236年まではアテネで、それ以降はアレクサンドリアで研究を行いました。

 地球の長さを測定するときにシエネの観測データも使用しているものの、エラトステネスがその地に赴いたのかは定かではありません。

 晩年、アレクサンドリア図書館の館長職を退いた後も、アレクサンドリアに住み続け、その地で自死を選んでいます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


この記事を読んでわかること