浜村渚の計算ノート2-2(麗しのルイ嬢)

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青柳碧人さんの『浜村渚の計算ノート』2巻の読了記録です。
あらすじや感想だけでなく、話の中に出てきた数学的話題についても順次紹介していきます。
Ⅰ 本のデータ
Ⅱ あらすじ
Ⅲ 感想
Ⅳ 登場する数学的な話題


目次
  • 1. Ⅰ 本のデータ
  • 2. Ⅱ あらすじ
  • 3. Ⅲ 感想
  • 4. Ⅳ 登場する数学的な話題

Ⅰ 本のデータ

タイトル 浜村渚の計算ノート 2さつめ
ふしぎの国の期末テスト 
小タイトル \(~\log{100}\). 麗しのルイ嬢
著者 青柳 碧人
出版社 講談社
発売日 2012年1月17日
価格(税抜) 552円
ISBNコード 9784062771221


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Ⅱ あらすじ

 東京都昔野市の教育委員会に爆弾が放り込まれた。その後、例の如く「黒い三角定規」高木源一郎からの犯行声明。
 今回の事件は下位組織「ベッキーハット」によるものと断言された。
 
 警視庁では使われた爆弾から「ミヤベ興業」と「楡小路コーポレーション」のどちらかがベッキーハットに絡んでいると特定。
 捜査を進めていくうちにミヤベ興業は白とわかり、捜査の目は楡小路コーポレーションへと向く。
 
 武藤が聞き込みをした楡小路コーポレーションの会長は、楡小路ルイという25歳の麗しき女性であった。
 数学は苦手というルイ嬢の協力の下、楡小路コーポレーションが資金援助をしている会社「峰岸マテリアル」でさらなる聞き込みを行う。
 
 そんな中、今度は西立川市の教育委員会ビルで爆発騒ぎが起こる。
 しかし放り込まれた爆弾は、峰岸マテリアル開発のコンパクトスプレー消火器で消し止められたため、被害はほとんだ無かった。
 
 この事件について、推理を重ねるうちに一つの仮説に結び付いた武藤たちは再度楡小路コーポレーションを訪ねる。そこにはルイ嬢と峰岸マテリアルの社長。
 
 その場でのルイ嬢の不敵な笑みが意味するものとは・・・?


Ⅲ 感想

 さぁ、今回の主題はタイトルにもあるように「累乗(ルイ嬢)」。章立てにも \(~\displaystyle 5^0,4^{\frac{1}{2}},3^1,2^2,5~\) と続きます。
 
 この話の鍵を握る楡小路ルイ。弱冠25歳で大企業の会長で、肩書きに引けをとらない企業家としての手腕を持っている人物です。
 しかし、数学に関しては苦手で「 \(~4 \div 0~\) って、いくつかわかりますか?」という武藤からの質問に対して、「 \(~0~\) 、では?」と答えています。
 その後渚と出会い、数学に魅力にはまっていく姿がとても魅力的な女性です。渚から教えてもらったことを、武藤に問題として出すというお茶目な点もまた素敵ですね。
 
 また、 \(~4 \div 0~\) の話は、同シリーズ1巻の2話「悪魔との約束」につながっています。
 武藤も渚の話をしっかり覚えていたようです。人に教えるためには、自分がそのことをきちんと理解していないとできませんから・・・。(「学習ピラミッド」の理論)
 
 ルイ嬢は習ったことを理解するだけでなく、応用力まで人一倍のキレがあります。それが最後の場面での不敵な笑みにつながっています。
 ルイ嬢は敵か味方か。武藤たちと共に、ルイ嬢に振り回されてしまう一話です!!
 
 ちなみに渚は・・・定期テスト勉強のようです(笑)


Ⅳ 登場する数学的な話題

 この本の中で登場する数学的な話題を紹介しておきます。Fukusukeが興味を持った話題については、順次別ページで書き加えていきます。
また、本によってはネタバレにつながる話題もありますので、注意してクリックしてください。

数学的話題

 とにかくルイ嬢の頭のキレに注目!ルイ嬢が累乗を操っています!!

   
 
 


◇参考文献等
・青柳碧人(2015)『浜村渚の計算ノート 2さつめ』,講談社.

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Posted by Fuku