クリストフ・ルドルフ徹底解説!平方根の記号√の由来は?【数学史16-1】

当ページのリンクには広告が含まれています。

 クリストフ・ルドルフは、16世紀前半のドイツで活躍した数学者です。

 ドイツ語で書かれた最初の包括的な代数学の教科書『コス』を著し、その後の数学の普及に大きく貢献しました。

 また、現在私たちが当たり前のように使っている平方根の記号「$~\sqrt{\quad}~$」を初めて用いた人物としても知られています。

 この記事では、ルドルフの生涯と主要な功績、そして彼にまつわる興味深いエピソードについて、現役数学教員で数学史の先生であるFukusukeが詳しく解説します。

 この記事を読むことで、ルドルフがドイツで代数学をどのように発展させ、彼の記号が現代の数学記号にどう繋がっているかがわかります。

この記事を書いた人

Fukusuke(ふくすけ)
数学史の先生

  1. 現役の中学・高校数学教員
  2. 重刷、ブログ累計200万PV達成
  3. 行間がなくなるほど丁寧な式変形で執筆中
  4. つむぎびより」「TSHファン」SEO監修
この記事を書いた人

Fukusuke(ふくすけ)
数学史の先生

  • 現役の中学・高校数学教員
  • 著書2冊は発売1ヶ月で即重刷
  • 当数学史ブログは累計200万PV達成
  • 行間がなくなるほど丁寧な式変形で記事を執筆
  • つむぎびより」「TSHファン」のSEO監修を担当

』『』好評発売中!

この記事を読んでわかること

ルドルフの生涯

 クリストフ・ルドルフ(Christoff Rudolff , 1499年〜1545年頃)は、16世紀前半のドイツにおける最も重要な代数学者の一人です 。

no image
no image

 当時のヨーロッパでは、代数学を「コスの技法(Cossic Arts)」という言い方が流行したため、ルドルフのような代数学者は「コス代数家(Cossist)」と呼ばれていました。

 この時代の多くのコス代数家の中で、16世紀前半のドイツで大きな活躍を見せたたのは、ルドルフとミハエル・シュティーフェルで、ルドルフの主著『コス』の改訂版をシュティーフェルが出版するという関わりがあります。

ルドルフの年譜

 ルドルフの生涯を年表形式でまとめました 。

年代出来事補足
1499年
(1500年頃)
シレジア地方のヤウアーで生まれる現在のポーランド・ヤヴォルにあたる。
1517年〜1521年ウィーンの大学で代数学を学ぶ
その後ウィーンで数学の家庭教師をする生涯、家庭教師で生計を立てた。
1525年著書『コス(Coss)』がシュトラスブルクで出版されるドイツ語で書かれた最初の包括的な代数学の本として有名
1526年著書『数字と計算盤による人工的な計算』を出版する基本的な計算方法を扱った本
1530年著書『例題の小冊子』を出版する293の計算問題を収録した問題集
1545年頃ウィーンで死去
1553年ミハエル・シュティーフェルにより『コス』の新版が出版されるシュティーフェル自身の研究も加えられ、元の長さの2倍以上の書となった。

ルドルフの活動場所

 ルドルフの生い立ちについては知られていないことが多いものの、生涯のほとんどをウィーンで過ごしました。

  • ヤウアー:シレジア地方の町(現在のポーランド・ヤヴォル)。
    文化的にはポーランド的だったものの、当時はボヘミア人の支配下にあり、後にオーストリア・ハプスブルク家の支配下に入った。
  • ウィーン:1517年から1521年までウィーンで代数学を学び、その後もウィーンに留まって数学の個人教授を行った。
  • シュトラスブルク:当時のヨーロッパにおける、出版印刷の中心地。ルドルフの代表作『コス』が出版された。
このブログの参考文献

 書名をタップすると、当ブログの本の紹介ページに移動します。

 書名をクリックすると、当ブログの本の紹介ページに移動します。

コメント

コメントする

CAPTCHA


この記事を読んでわかること