数学ⅢC修了– tax –
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5〜7世紀のヨーロッパの数学とは?ボエティウスやアンテミオスについて解説!【数学史11-1】
5〜7世紀のヨーロッパの数学は停滞期に入るも、西ローマ帝国ではボエティウスやイシドールスが古代の知識を後世に繋ぎ、東ローマ帝国ではアンテミオスやイシドロスが数学を応用した。この記事では、東西ローマ帝国で異なる道をたどった数学の歴史について、背景にある世界史とともに解説します。 -
中世イスラームの数学史まとめ〜ギリシャ・インドからヨーロッパへ【数学史10まとめ】
この記事では、中世イスラーム世界が古代ギリシャやインドの数学をどのように継承し、独自の発展を遂げたかを解説します。バグダードの「知恵の館」での翻訳活動から、フワーリズミーによる代数学の確立、インド数字の導入、ウマル・ハイヤームら著名な数学者たちの功績、そしてその先進的な知識がレコンキスタや十字軍を通じてヨーロッパへといかに伝播していったかを、歴史的背景と共に詳しく紹介しています。 -
ウマル・ハイヤーム〜生涯と功績を解説!三次方程式の解法や新しい暦とは?【数学史10-7】
中世イスラームを代表する学者、ウマル・ハイヤーム。詩人として有名な彼ですが、数学や天文学の分野でも偉大な功績を残しています。特に、3次方程式の体系的な研究は数学史において非常に重要です。この記事では、彼の生涯と、3次方程式の幾何学的な解法、そして彼が作成した驚くほど正確な「ジャラーリー暦」について、数学史の先生Fukusukeが分かりやすく解説します。 -
マーダヴァ〜生涯と功績を解説!円周率を求める無限の公式とは?【数学史9-4】
14世紀のインドに、ヨーロッパの天才たちより200年以上も早く、無限級数を用いて円周率の謎に迫った数学者マーダヴァ。現代数学の基礎となる微分積分の考え方を先取りし、驚異的な精度で円周率を計算した彼の生涯と功績を、数学史の専門家がわかりやすく解説します。この記事を読めば、マーダヴァがどのようにして無限の概念を扱い、円周率の計算に革命をもたらしたのかが理解できるでしょう。 -
バースカラ〜生涯と功績を解説!無限への理解を深めた数学者【数学史9-3】
12世紀インドの数学者バースカラ2世は、ゼロ除算と無限量の概念を世界で初めて定式化し、ペル方程式の循環法による画期的な解法や平方根の正負の扱い、三平方の定理の独自証明まで、現代数学に繋がる数々の功績を残しました。娘への深い愛情が込められた著書『リーラーヴァティー』など、数学と人間味溢れる逸話も解説した記事になっています。 -
円周率の求め方とは?アルキメデスが利用した古代の計算方法を解説!
円周率πの値はどのようにして求められてきたのか?本記事では、アルキメデスが考案した内接・外接正多角形による古代の計算方法を徹底解説。図や具体例を交え、計算の理論から実践まで、数学史ライターFukusukeが分かりやすく紹介します。歴史ある円周率計算の進化を体感できる、数学好き必見の内容です。 -
アポロニウス〜生涯と功績を解説!円錐曲線やアポロニウスの円とは?【数学史7-3】
アポロニウスは古代ギリシアの数学者であり、その功績は現代の数学にも大きな影響を与えています。特に彼の主著『円錐曲線論』では、放物線、楕円、双曲線の性質を幾何学的に示し、これらの曲線に名前をつけました。アポロニウスの円は、2点からの距離の比が等しい点の軌跡として定義されます。彼の研究は、座標や関数が存在しない時代に幾何学的な手法で行われたもので、その精緻さと洞察力は驚異的です。 -
メナイクモスが円錐曲線を導入!立方体倍積問題の解法を解説!【数学史6-19】
この記事では、古代ギリシャの数学者メナイクモスが立方体倍積問題を解くために円錐曲線を初めて使用したことを解説しています。メナイクモスは平面を異なる角度で切断することで、放物線、楕円、双曲線などを生み出し、これらを用いて立方体の体積を倍にする問題に取り組みました。 -
数学者のヒッピアスは円以外の曲線の発明者!円積線で三大作図問題が解ける!【数学史6-12】
三大作図問題の1つである「角の三等分問題」。この問題に初めて一定の成果を出したのは、古代ギリシャの数学者ヒッピアスでした。彼が発明した「円積線」を使うことで、角の三等分線は簡単に引くことができます。この記事では、ヒッピアスの人生について触れるとともに、円積線について細かく解説。円積線を式で表したり、なぜ円積線で角の三等分線が引けるのかを証明します。 -
永遠に到達できない?ゼノンの二分法のパラドックスを徹底解説!
ゼノンの二分法のパラドックスを解説し、その歴史的背景と現代数学における解決法を探ります。古代ギリシャ哲学者ゼノンによって提起されたこのパラドックスは、目的地に到達する前に無限の中間点を通過しなければならないという理由で、移動が不可能であると主張します。記事では、この直感に反する主張がどのように現代数学によって克服されているか、無限等比級数の概念を通じて説明しています。
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