マーダヴァ〜生涯と功績を解説!円周率を求める無限の公式とは?【数学史9-4】

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 14世紀のインドに、ヨーロッパの天才たちより200年以上も早く、無限級数を用いて円周率の謎に迫った数学者がいました。

 その数学者の名はマーダヴァ

 現代数学の基礎となる微分積分の考え方を先取りし、驚異的な精度で円周率を計算したことで知られています。

 この記事では、中世インドの偉大な数学者マーダヴァの生涯と、彼が発見した円周率を求める無限の公式について、数学史の先生Fukusukeがわかりやすく解説!

 微分積分が確立する200年以上前に、マーダヴァはどのように無限を扱ったのかがわかります。

この記事を書いた人

Fukusuke(ふくすけ)
数学史の先生

  1. 現役の中学・高校数学教員
  2. 重刷、ブログ累計200万PV達成
  3. 行間がなくなるほど丁寧な式変形で執筆中
  4. つむぎびより」「TSHファン」SEO監修
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Fukusuke(ふくすけ)
数学史の先生

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この記事を読んでわかること

マーダヴァの生涯

 マーダヴァ(Mādhava,1340〜1425)は、14世紀の南インドで活躍した数学者・天文学者です。

マーダヴァ(AIイメージ)
マーダヴァ(AIイメージ)

マーダヴァの年譜

 彼の生涯は多くの謎に包まれているものの、その功績は弟子たちによって語り継がれてきました。

マーダヴァの年譜
年代出来事補足
1340年頃インド南部ケーララ州のサンガマグラーマ村で生まれる。バラモン階級で富に恵まれた家庭で育った。
14世紀後半ケーララ学派を創設した。ケーララ学派は、師から弟子へと知識を受け継ぐ「グル=シーシャ」という師弟制度を伝統とした。
1400年頃無限級数を用いて円周率を小数点以下11桁まで正確に計算。5世紀の祖沖之が算出した小数点以下7桁の記録を更新したことになる。
1425年頃亡くなる

マーダヴァの活動場所

 マーダヴァが活動の拠点としたのは、インド南西部のケーララ地方です。

 当時のケーララは、香辛料貿易の中継地として栄え、アラビア海を通じて東西の文化が交流する活気ある場所でした。

 また、ケーララはモンスーンの影響を受けやすく、そのモンスーンに備えるために、正確な暦を必要としました

 ケーララは、天文学や数学が重視される知的風土にも恵まれることになったのです。

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