バースカラ〜生涯と功績を解説!無限への理解を深めた数学者【数学史9-3】

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バースカラ アイキャッチ

 「$~a \div 0~$」の答えは?

 現代の数学では「ゼロで割ることはできない」とされていますが、歴史上、この難問に挑んだ数学者がいました。

 その人物こそ、12世紀インドの数学者、バースカラです。

 彼は、ゼロ除算を「無限」と定義し、数学の世界に新たな扉を開きました。

 この記事では、バースカラの生涯と彼の数学的功績を、現役数学教員で数学史の先生でもあるFukusukeがわかりやすく解説します。

この記事を書いた人

Fukusuke(ふくすけ)
数学史の先生

  1. 現役の中学・高校数学教員
  2. 重刷、ブログ累計200万PV達成
  3. 行間がなくなるほど丁寧な式変形で執筆中
この記事を書いた人

Fukusuke(ふくすけ)
数学史の先生

  • 現役の中学・高校数学教員
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この記事を読んでわかること

バースカラの生涯

 バースカラ(Bhāskara, 1114年~1185年)は、12世紀のインドで活躍した数学者・天文学者です。

バースカラ2世
(出典:https://mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Bhaskara_II/pictdisplay/

 彼の名前は、7世紀の数学者バースカラ1世と区別するために「バースカラ2世」または「バースカラチャリア(バースカラ先生)」とも呼ばれます。

 サンスクリット語で「光を作る人」を意味するその名の通り、彼の業績は後世の数学に大きな光をもたらしました。

バースカラの年譜

バースカラの年譜
年代出来事補足
1114年南インドのビージャプルで生まれる父マヘーシュヴァラはウジャインの天文台長を務める。バラモン階級の家柄。
1150年主著『シッダーンタ・シローマニ』を完成させるこの著作は4つの部分からなり、そのうち『リーラーヴァティー』(算術)と『ビージャガニタ』(代数)が数学的に有名。残りの2つの部分は天文学について扱っている。
1185年ウジャインで亡くなる

バースカラの活動場所

 バースカラは、マイソール州ビージャプルに住む数学者マヘーシュヴァラの子として誕生しました。

 父であるマヘーシュヴァラは、当時のインド数学の中心地であるウジャインの天文台長を務めており、バースカラはその父から天文学と数学を学びました。

 バースカラも自身もそのウジャインの天文台長を務めながら研究を行い、この地で亡くなりました。

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