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デモクリトスは原子説から錐体の体積を求めた?万物の根源を数学に適用!【数学史6-11】

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 高校の世界史や倫理の授業で登場するデモクリトス

 彼は万物の根源は原子であるという、原子論者としてよく知られているのではないでしょうか。

 しかし、デモクリトスの功績は自然科学だけにとどまらず、数学にも残っています。

 錐体の体積を求める研究をし、今でいう積分法にもつながる考え方を作り上げた人なのです。

 今回は、そんなデモクリトスの生涯と功績を詳しく紹介していきます。

この記事で主に扱っている時代と場所
時代紀元前460年頃~紀元前380年頃
場所ギリシャ
この記事を読んでわかること

デモクリトスの生涯

 デモクリトス(Democritos, B.C.460頃~B.C.380頃)は、ギリシャ時代に活躍した数学者、科学者です。

 生年、没年ははっきりと残っているものの、いつ頃にどこで活動したかははっきりと残っていません。

<図1> デモクリトス
(出典:Unidentified engraver, Public domain, via Wikimedia Commons)

デモクリトスの年譜

ヒッピアスの年譜

デモクリトスの活動場所

 デモクリトスはアブデラという場所で生まれたため、「アブデラのデモクリトス」と呼ばれることもあります。

 親の遺産で、アテネ、エジプト、バビロニア、さらにはインド、エチオピアにまで旅行。

 各地で数学の知識などを身につけました。

 旅行から帰ってきてからの研究場所は明らかになっていません。

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