ディノストラトスはプラトンの弟子の1人!彼が残した数学的功績を解説!【数学史6-18】

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 プラトンの弟子の1人で、メナイクモスの兄でもある、ギリシャ時代末期の数学者ディノストラトス

 ディノストラトスは恵まれた人間関係と環境の中、円積問題に挑戦し、その功績からヒッピアスの発明した曲線が「円積線」と呼ばれるようになりました。

 この記事では、ディノストラトスがヒッピアスの曲線をどう利用し、円積問題の解決につなげようとしたのかを中心に、ディノストラトスの生涯と功績について解説します。

この記事で主に扱っている時代と場所
時代紀元前390年頃~紀元前320年頃
場所ギリシャ
この記事を読んでわかること

ディノストラトスの生涯

 ディノストラトス(DIinostratus , 紀元前 390年頃〜紀元前320年頃)は紀元前4世紀の古代ギリシャの数学者です。

ディノストラトス
(AIによるイメージ)

ディノストラトスの年譜

ディノストラトスの年譜
紀元前390年頃

ギリシャで生まれる

 どこで生まれたかは不明。

紀元前360年頃
アカデメイアで学ぶ

 エウドクソスに教わった。プラトンに直接習ったかどうかは不明。

紀元前350年頃

円積問題を研究する。

 約80年前に発明されたヒッピアスの円積線を円積問題に応用した。

紀元前320年頃

 死亡。

 どこで死亡したかも不明。

 

ディノストラトスの活動場所

 ディノストラトスの主な活動は、アテネのアカデメイアで行われました。

 ただ、それ以外の情報は乏しく、弟のメナイクモスと同じアロペコネソスで生まれたかどうかも含め、ディノストラトスの生涯は明らかになっていません。

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